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執筆者の写真荘魯迅

「慎独」とは何か? なぜ今になって、ヴォルテールに触れるのか?

更新日:2021年11月28日

今日の公衆号では、題にあげた二件について語りました。

「慎独」の出典は『大学』に見られ、訓読みでは「独りを慎む」ということになります。

他人の見ていないところでも、正しい心を以て行いを慎むと、漢和辞書にそう書かれています。

ヴォルテールに関しては、下の名言を取り上げたのです。


私はあなたの意見には反対だ。だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る。


そもそもヴォルテール本人がそう言ったのかをめぐって異説もあるようですが、言論自由を主張した名言として世に記憶されたことは変わりがありません。

公衆号は中国語でつづるBLOGのようなもので、中国が抱える問題−−−特に官憲による言論自由への侵害がいっそうひどくなってきた今こそ、声をあげる必要があるとわたくしは思います。どんな形でとどくかはわかりませんが、海鳴りが聞こえる日はきっとおとずれてくると信ずる。

今日の内容には水戸黄門や朱舜水、孟子や范仲淹やヴォルテールなどが相次ぎ登場する。そしてコロナウィルスで亡くなって中国のWhistleblower李文亮のことも。周知のように、恥ずべき彼への「訓戒」は公式的に撤廃されたが、言論への封殺が解かれたわけではありません。十四億になる人間の頭上にそれがのしかかって消えない限り、災いが絶えることもないでしょう。


よければぜひご覧いただきたいと思います。

今日の歌は、荊軻作詞荘魯迅作曲の「風蕭蕭」。映像は新たに編集したものです。

をクリックしてください。

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