「あまりにも理不尽!」という拙文に、多くの皆さんがおとずれてくださり、心より感謝を申し上げます。
一昨日になって、日本の新聞紙やニュース番組も相継ぎ報道を始めました。こうして国際社会から人権蹂躙に対する批判が高まる中で、事件は少しずつ進行しているようです。一部は、
まもなく最高層の誰かが後光を射しながら、派手に見得を切って登場し、霹靂たる怒りの鉄拳を下して徐州の蝿どもを一掃する…
という拙文の通りになり、当事者の何人かが逮捕されたり、村から県レベルに至るまで党幹部の何人かが「官僚主義」か「形式主義」の咎で党籍または職務を剥奪されたりしました。主流メディアもようやく重い腰をあげ報道し始めたものの、真相を突き止める姿勢というより聴こえてくるのはどうも弁解がましい声です。これでは事件の解決につながるわけがないし、前例のないほど大きなうねりを見せた民意が抑えられるともとうてい思えません。
鉄の鎖に繋がれた女性は病院に送られ、「積極的な治療」を受けているとのことですが、わたくしの従姉・黄可青と同じく行方不明の女性や子供たちの運命はどうなるのか、失踪や人身売買といった社会問題の根源はいつ正されるのか、これからもしっかり見守りながら問いつめて行かなければなりません。
痛ましい事件が一つでも解決に向かいホットさせられます。半生をかけて肉親を探し続けるのは想像もできませんが、被害者が今生で肉親と再会を果たせますよう祈るだけです。