top of page
検索

博愛を突き抜けるこころ 茅屋為秋風所破歌 杜甫終極篇

執筆者の写真: 荘魯迅荘魯迅

化了數日功夫整理完成了杜甫終極篇,敬請觀賞!


平凡社人文誌『こころVol.51』に、拙著「令和時代に知っておきたい漢詩20選」が収録されております。その第二章は、李白と杜甫の作品を取り上げました。


ここに掲載する動画は中国語で作りましたが、上記の第二章の第二作「茅屋 秋風の破る所と為る歌 杜甫」を台本に、加筆潤色したものです。よかったら、ぜひ『こころVol.51』を読みながら動画をご覧ください。


朗読はわたくしで、バックの音楽はチャイコフスキーの『悲愴』を使わせていただきました。制作は数日もかかり、遅筆のわたくしのことなので寝食を忘れるほどでした。


完成した時には、胸が締めつけられる痛みを覚えた。


ーー時は過ぎゆくものの、人の世は変わりません。戦禍、コロナ禍、更にさまざまな人による禍は今も絶えず繰り返されている。


上海ロックダウンが始まっていよいよ二か月。上海に隠れて、更にほかの都市も続々と…。想像を絶する市民たちの苦しみを思うと、心を痛めずにはいられません。少しでも励みになれたらと思い、先週から動画で杜甫特集を二つ作りました。中国語で朗読したことを、ご理解いただけましたでしょうか?




閲覧数:317回2件のコメント

最新記事

すべて表示

チベットのお経、蒙古の高吟、すべては心の平和のため   古人之悲歌 今人的詠嘆,只為祈求心魂之平靜耳!

いろいろな思いが重なる中で、2025年の一曲目としてこちらの歌を公表することにしました。 それはどんな思いだったのかに関しては長文になってしまいそうですので、近日、会員のページに綴ろうと思います。今はまず、歌のありのままに聴いてください。...

2 Comments


Fukiko Ando
May 24, 2022

人間らしい当たり前の生活を求めた杜甫。

歌に託した、たった一人の抵抗。

戦争や飢えや圧制が、生命を奪うことに対して、力の限りに、憤りをこめて抗議しました。


杜甫の、鋭利な言葉は、現実から眼を背けないように、いまの世界と、その中で生きる我々をも告発しています。

ギリギリのところで歌われた衝動、その破壊的な批評精神。

時に優しさや可笑しみもあって、よくよく聴いて見てみると、むしろラップじゃないか!

そんなふうに思えてきます。詩聖には失礼ですが。

心のロックダウンも解くべきだと思います。


全ての上海のかたにお見舞いを申し上げます。苦難に遭われた方、路上生活を余儀なくされた方、上海人でない方々にも。

より残酷な、血塗られた戦争の中にある人々のためには、もはや、祈るしかない。

これが長く続きませんように。


Like
Unknown member
May 25, 2022
Replying to

当たり前の生活が当たり前でなくなってしまう、気がついたらそんな世の中が永らく続いた、あるいは絶えずに繰り返されてきました。その輪を断ち切るには、どうすればいいのでしょうか?

Like
bottom of page