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執筆者の写真荘魯迅

春暁を聴きながら

この季節になると、最も歌いたいのはやはり「春暁」です。

先日にアップした「風蕭々」とは、描く世界はまったく異なりますが、同じく「荘魯迅漢詩歌曲シリーズ」に入っていてわたくしの好きな一曲なのです。

録音は二回行われ、二つのアルバムに収められています。一回目は2004年の「風行天」、二回目は2016年の「時の結晶」。時が隔たっただけに、歌い方やメロディの処理なども大きく異なりました。一回目が控え目に歌ったというなら、二回目は感情が迸るままと言えましょう。その上、わたくしが20文字からなるこの五言絶句に織り込ませたストーリーの朗読も入れたのです。

動画は数日前、落花の季節に感ずるところあり、コロナウィルスで無数の尊い命が凋落することを悼めながら作りました。ぜひご覧ください。YouTubeのURLです。

今朝発表した公衆号では、メインメディアに煽られた「仇米、反日、鄙欧」の風潮について自分なりの見解を述べております。ーーー陰謀論を次々と繰り出す者、まるで宝を手に入れたが如くにそれを喜んで広める者。ややもすれば、自分らがこれで世界の奥秘を窺い破ったとでも思ったかのようです。しかし実際に、それはウィルス対策で苦しむこれらの先進国との関係を拗らせ、海外の中国人の居心地まで大いに悪くさせています。

思うに、問題の根元はメディアや教育の閉塞にあります。その閉塞の根っこはまた、半世紀前の文革からしっかり孕み出され土壌を深く汚染してきました。「兼ねて聴けば則ち明るく、偏って信ずれば則ち暗し」と、古人はとっくに警鐘を鳴らしていたにもかかわらず、箝口、塞耳はいまだに為政者が好んでやまない手段となっているのです。よって

除染作業は目下の問題だけではなく、その根っこを切り取ることから始めなければなりません。さもなければ遠からざる将来に、より大きな災が降りかかってくるのでしょう。

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