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杜甫の「贈花卿〜花卿に贈る」 顧況の「聴角思帰〜角を聴きて帰るを思う」  橘柏渡の激流

とうとう39°を超えました!

それでも時間通りに皆さんが続々と到着。


今日は第十二回の講義で、取り上げたのは杜甫の「贈花卿〜花卿に贈る」と、顧況の「聴角思帰〜角を聴きて帰るを思う」という二首です。





西暦七五九年十二月、杜甫は一家を連れ戦火をくぐりようやく成都に辿り着きました。「贈花卿〜花卿に贈る」は、およそ一年後に詠まれた作品です。



(759年12月、杜甫はこの激流を渡って成都に入った。橘柏渡です)

(當年,杜甫為了躲避戰禍,帶領一家從這裡渡過激流橘柏渡進入了成都)


(忘れもしない。2007年9月、わたくしは漢詩友とともに橘柏渡を尋ねた)

(無法忘懷! 2007年9月,我和詩友們一起探訪了橘柏渡)


一見、非常にわかりやすい作品であるにもかかわらず、そこに託された杜甫の真意をめぐって、歴代の名高い論者の捉え方は驚くほど真っ二つに分かれてしまいました。未だ、定説に至ってはいません。というよりも恐らく杜甫自身がこうだと言わない限り、定説などは永遠にありえないでしょうね。


その真っ二つに分かれた捉え方の経緯について、わたくしはできるだけ丹念に語ったうえ、自分なりの考えを述べさせていただきました。語れば語るほど、作品に対する感知度が深まるばかり、本当によかった!



(今日の板書)


プリントの一部を掲載しておきます。よければご覧ください。


杜甫贈花卿、顧況聴角思帰
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贈花卿
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淡々と朗読しております。一緒に読んでみませんか?

要不要一起唸唸?😊



愛用の参考書

常用的史書


皆さんは今日🍉や🍒など、わたくしの大好物を持ってきてくださいました。講義後の時間も最高! ありがとうございました。



(橘柏渡の鉄索橋は昔のまま)

(橘柏渡鐵索依舊)

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