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緊急事態

執筆者の写真: 荘魯迅荘魯迅

どうにもならない事態だ。かつては文革を生き抜いた自分が、この歳になって更にこんなことを体験しなければならないとは!

延期に追い込まれたライブはいつまた再開できるのか?

全面停止を知らされたカルチャーセンターの漢詩講義はいつまた催されるのか?

長年にわたり信頼し合った友人たちといつまた会えるのか?

そして今、最も聴きたいのはこの災難の真因はいったいなんなのか、ということである。

多くの優しい方々は、いやいや今はまず災難を乗り越えなければならないから問責はそのあとにしてもいいのではないかと言うだろう。確かに乗り越えることは先決である。ただ問責を後回しにするのは賛成しかねる。なぜなら「あと」になったらきっと、社会全体の関心が大きなダメージを蒙った経済の復興に傾き、問責はいい加減に流されてしまうに違いない。世界が悲しみのどん底に追いおとされ、罪なき人々の暮らしも心もずたずたに引き裂かれた今だからこそ、これは果たして天災なのか人為的禍なのかを知りたいのだ。亡くなられた十万余の人たちの御霊を弔うためにも。

話題一転。

今日の公衆号では、「中国の思想界ではなぜ先人を超えることができないのか?」というテーマを掲げた。ご関心があればぜひチェックしてみてください。

歌はギター弾き語りの「行かないで」。

幼い頃、祖母から次のような歌をよく聞いていた。「外の風が寒くて、行かないで。美味しいお酒はまだ残っているからそばにいてね……」。「你不要走」は「行かないで」という意味になります。思うに人間には誰しもいつか、どこかで、誰かに対して、このような感情を抱くことになるでしょう。わたくしは同じテーマで全く違った雰囲気の歌を作りました。わたくしの「行かないで」に、祖母が歌っていた「你不要走」をエンディングにつけました。

親愛なる祖母、および祖母と同じく強権に虐げられた女性たちに捧ぐーーー


 
 
 

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