怒涛が静まりて⋯⋯
- 魯迅 荘
- 2019年4月28日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年11月28日
ゴールデンウィーク大連休の一日目を静かに過ごしました。
あの「荘魯迅マチネー」(以下は「マ」と略称)の二日後に、朝日カルチャーセンター主催の「音で楽しむ漢詩の名作」(以下は「音」と表す)という公開講座が続きました。
全力で向かったことは言うまでもないが、実はこの怒涛の連続にはわたくしなりの大事な「布局」があったのです。それは「マ」の参加者たちに「音」を案内し、ご都合がよければお越しいただき、これを機に漢詩の神髄を一気により深くより広く味わっていただく、ということでした。この「布局」を実現しさえすれば、「マ」の参加者が時間の制限により物足りぬと思われた分を「音」で補うことができる。一方の「音」も企画上いっそうの盛り上がりが見られるに違いないとわたくしは確信しておりました。
しかし事は願いと違い、「マ」が終わった後まるで潮が引いたかのごとく砂浜に驚くべきものが現れました。朝日カルチャーセンターの係りの方に用意していただいた、「マ」の当日に配布する予定のチラシ160部。寂しげに、怨めしそうに、姿を現したのです。何かの手違いで、配布を忘れてしまったのだ!
もちろん責任はわたくしにあり、わたくしの配慮が足りなかったからこそこんなことが起きたのです。「マ」の皆さん、朝日カルチャーセンターの係りの方、そして自分自身のせっかくの「布局」に対して深く詫びたいと、今なお痛切に思っております。
それでも明日は巡ってきます。「音」は、参加者20名弱で行われました。初めての受講者が大半で、狭い教室には熱気が充満していたように感じられた二時間です。より平和で多幸な未来へ向かうため、時代がわれわれに古の賢人たちの魂の叫びを聴け!と促していることを、あなたは感じておられますでしょうか?
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